エアリアルヨガと雲梯がいつでもできて，明るくて風通しの良い家．
そんな夢語りから基本設計は始まった．

家全体に光と風を行き渡らせるための断面検討を重ね，コスト面や動線も配慮しながら，光や風を存分に招き入れるために「谷」を切妻屋根に組み込んだ．
家の中に散らばるハイサイドライトは全て屋根の「谷」の産物である．

一方で平面検討については，中学校の家庭科の先生をされている奥様とともに家事動線を徹底的に検証．
それぞれ目的と適切な広さを持った収納スペースを各生活動線上に分散配置して，家の中を移動しながら“ついで”に他のこともできるような家にしようと考えた．

また高齢のお母様やゲストが泊まったり，お子さんの友達が遊びに来たりしたときも，お互いにストレスなく快適に過ごせるようにゾーニングと動線を工夫している．

用途　一戸建ての住宅
竣工　2020年8月
施工　株式会社矢羽田工務店⁡
写真　松本朋也⁡⁡