所長BLOG

2023年01月19日所長BLOG vol.199 和泉市新庁舎 見学会

先週土曜(1/14)は『和泉市新庁舎 見学会』を開催しました。

 

年始のお忙しい時期にも関わらず64名の方々にご参加いただき、盛況のうちに終えることができとてもうれしく思います。

 

 

全国各地で公共施設の更新時期が訪れていますが、市民サービスの多様化への対応や激甚災害時の防災拠点としての重要性の高まりなど、市庁舎が市民の暮らしを守るためにより高機能化を求められる時代となりました。

 

 

 

和泉市新庁舎の整備事業においては複数回の市民ワークショップを経て、公募型プロポーザルによりデザインビルド(設計・施工一括発注)方式で事業者決定されるなど、公共事業の新しい潮流を感じる建築プロセスで進められました。

 

そこでこの貴重な機会に、地域を代表する建築プロジェクトの全貌を深く理解するために、施主・設計者・施工者それぞれのお話を聞く必要があると考えたことが今回のイベントの骨格を作り上げました。

 

講演者1人目は「建替えに至った経緯について」市総務部総務管財室の大西和志氏、2人目は「基本設計のコンセプトについて」梓設計関西支社の池内一史氏、3人目は「建替え工事で苦労した点・仮設計画の内容について」淺沼組・深阪工務店・綜企画設計特定建設工事共同企業体の佐藤友成氏(淺沼組)にそれぞれ仕事を振り返っていただきました。

 

続いて質疑応答では3者それぞれの立場に食い込む鋭い質問が相次ぎ、非常に盛り上がりを見せた時間となりました。

 

 

その後の見学会においては、一般の方々が普段立ち入ることが出来ない議場や免震層の案内もあり、自治体を支えるハードの表裏を学ぶことができました。

 

末筆になりましたが、今回のイベントを開催するにあたり前出の大西室長以下和泉市の皆さま、そして前田部長以下淺沼組の皆さまには大変お世話になりました。この場を借りて改めて厚くお礼申し上げます。

 

公益社団法人大阪府建築士会 社会貢献部門 地域まちづくり委員会 地域分科会「建築士の会 いずみ野」の活動より

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