ヘリテージマネージャーとして絶賛活動中の建築家・所千夏さんをゲストにお招きしました。

ヘリテージマネージャー（歴史文化遺産活用推進員）は、既存の文化財に留まらず、さらなる歴史文化遺産を発見するとともに、伝統的建造物や登録文化財等の保存・活用を推進する役割を担っています。

 

所さんは、大阪府ヘリテージマネージャー育成講座の一期生で、（公社）大阪府建築士会のヘリテージ委員長もされています。

長岡京市ご出身で、中高生時代はヴォーリズ建築で有名な神戸女学院で過ごされ、京大時代は建築計画の研究をされていたそうです。

スクラップ＆ビルドの時代が終わって久しく感じる昨今ですが、とある研究では江戸時代の大工の１年間の活動記録を辿ると、新たに建てる家はせいぜい１件で、それ以外の多くの時間は過去の自身の施主宅の御用聞きに廻っていたとのこと。

 

そんなお話を聞くと、現代の工務店や設計事務所がどれだけ「建てること」に重きを置き過ぎているかを考えさせられ、反省する機会にもなり印象に残りました。

 

所さん、ご出演いただき興味深いお話をありがとうございました！

さて次回（6/22）は、建築士・ヘリテージマネージャーの水谷清乃さんを、スタジオにお招きしてお話を伺います！

 

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『日々是建築』は、毎月第2・4水曜の18:00〜18:55、FMいずみおおつ(85.5MHz)スタジオから、生放送でお届けしております。

（提供：KSB弥生の里温泉）