WORKS事例
JR神戸線と阪急神戸線に挟まれた南向きの緩やかな傾斜地.
明るく閑静な住宅街に,今回の計画敷地はあった.
南側に建つご実家に隣接する形で,家を別棟で新たに建てる計画である.
基本設計の際にこだわったのは,周囲の家の建ち方や形状,そして日当たりや風の通り道など,物理的な敷地のキャパシティを徹底して読むこと.
また建蔽率や容積率,斜線規制,外壁後退など,法的な要素についても限界までチャレンジすることにした.
ご主人と設計者でメジャーを引っ張って敷地測量をしたことが深く印象に残っている.
その結果として敷地の詳細な特性が,基本設計の早い段階でクライアントと設計者間で共有できたように感じる.
内部の動線計画や間取りについてもクライアントご夫妻と隅々まで打合せを重ねて,喜んでいただける家が出来上がった.
用途 一戸建ての住宅
竣工 2022年11月
施工 株式会社アール・ワン
写真 松本朋也