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2022年01月13日イサムモリタビル 鉄骨製品検査

京都・中京にて。
株式会社イサムモリタビル 新築工事(鉄骨造4階建て)、今日は鉄骨の製品検査でした。
 
鉄骨製品検査は、工場での加工を終えた鉄骨部材がこちらの要求通りの品質かを確認する、重要な工程です。
私にはこれまでなかなかない機会だったので、しっかり準備をして臨みました。
今回は雪の残る長浜市の工場での検査です。
 
 
検査は、大きく書類検査と対物検査の2部構成で行います。
 
前半の書類検査では、鋼材の材質の確認、事前に終えている工場側での試験方法とその結果報告を受けました。
寸法精度、溶接部の試験結果に問題がないことを確認します。
 
 
後半の対物検査では、前半の報告内容を実物で確認します。
具体的な検査項目は各部の寸法を測る寸法検査と部材検査、溶接部の外観検査、溶接内部の欠陥を調べる超音波探傷検査、そして材質検査です。
1時間程度の検査ですが、チェックする項目はたくさんあります。
 
本件の工場では溶接を全自動で行っているとのこと。
全自動の溶接機械も実物を見るのは初めてでした。
 
 
今回の試験体は柱です。
まずは寸法検査から。
長さ、階高、径、仕口長さと、手際良く進んでいきます。
 
 
超音波探傷試験では欠陥の発生しやすい部位や技術的なことも教えてもらいながら、欠陥がない旨を確認しました。
 
 
スチールチェッカーを使った材質検査の様子。
鋼材に電流を流し、その電気抵抗の値によって鋼材の材質を確かめることが出来ます。
 
 
試験体以外の部材も見て回りました。
防錆塗装前の部材がずらりと並んでいます。
 
 
今回のように検査や現場に行く度に思うのは、百聞は一見に如かず。
実物を見ること、また専門の方に質問をして教えてもらうことの大切さを感じました。
 
 
いよいよ建て方が始まります。
 
スタッフ イシマル
 
ISAMU MORITA BRIDE
 
※施工者:野口建設株式会社(京都市左京区)
※資料・写真等はクライアントのご了解を頂いて掲載しています。
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