良い意味で遠慮しない関係
堀氏
家やお店は大きな買い物だから、パートナーではなくて「頼む側」と「頼まれる側」という立場になってしまいがちだと思うんですよね。私はその辺が比較的無頓着だし、「気分を悪くされたらどうしよう」とか、それを考え出したら私自身も何も言えなくなって難しくなりますから。
北條
私から見た堀さんは、人生におけるあらゆる自分の決断に責任を持って行動されています。契約に至るまでの基本計画での決断も一つ一つを「よし、これで行こう」という気合いが入っていて、こちらも生半可な気持ちでは出来ないと感じましたね。こちらの意見をお伝えしても前向きな話し合いができる安心感があって、「クライアント」「施工者」「設計」が何でも話し合える、本当の意味での信頼関係が築けましたね。
矢羽田氏
より良いものを作るには、お互いの立場を尊重しながら意見をしっかり伝える事が大切だし、遠慮してしまっては良いものは出来ないですからね。そういう関係を築ける現場は楽しいし、意見を言い合ってより良い物を作るために、困難を乗り越えながらも次のステップに進むのが楽しみで、面白かったですね。
北條
設計の立場から言うと、私がこうしたいという事ではなく、こうした方が良いだろう使いやすいだろうとものがあって、外観のデザインからコンセントの位置まで、これは絶対に良いと責任を持って提案できるものだけを提案しています。小さな事から大きな事まで色々決め事がある中で、きちんと説明をすれば提案についてすぐに納得していただける堀さんは凄いと思います。とてもスムーズに進む現場でしたね。
堀氏
打合せ楽しかったですね。
矢羽田氏
仲良しと言ってはダメですが、何でも言えるような、もちろん言っていただけるような関係になっていきましたよね。