所長BLOG

2022年08月31日所長BLOG vol.157 田中一村記念美術館

田中一村の作品を常設展示している、田中一村記念美術館。
 
 
明治41(1908)に栃木県で生まれ、東京美術学校(東京藝術大学美術学部の前身)を中退、中央画壇と一線を画し、50歳を過ぎて独り奄美へ移住。
紬工場で染色工として働いて画材を買い、亜熱帯の自然を題材に新しい日本画を描いたが、作品を発表することなく69歳で亡くなったとのこと。
 
 
画家の人生がこれほど滲み出す作品群も珍しいと思う。
人生の評価は自身でするものであると再確認でき、また清貧という美徳を深く感じる良い展示でした。
 

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