所長BLOG

2018年06月13日デザインについて

一言でまとめると、私は『デザイン』は科学だと思っています。
科学は人間の生活をより豊かに幸せにするために存在します。
 
常々いろいろな方々とお話していると、よく「御社はデザイン事務所ですか?」とか「御社はデザインもされているのですか?」と聞かれることがあります。
 
そういう時、私はいつも答えに悩みます。
(答えをきちんと準備していない私が悪いのですが・・・)
 
私の考えにおいては当然「はい、そうです。」となるのですが、おそらくご質問して下さっている方々に対しては、そう答えてしまうと誤解を与えてしまいそうで、許される時間の中でご説明をさせて頂くようにしています。
 
別の切り口で考えてみると、例えばこういう言い回し・・・
「この椅子はデザインは良いけど、座り心地が良くないですね。」
それはデザインが悪いのです。
 
『デザイン』の語源は、“計画を記号に表す”という意味のラテン語(designare)で、まさにそれは我々建築家の仕事『設計』と同義です。
『デザイン』とは具体的な問題を解決するための概念・思考・検討結果を様々な媒体を用いて表現することです。
 
この語はどうしても日本においては装飾的な意味合いが強い傾向がありますが、それは『デザイン』が持つ一つの側面に過ぎません。
本来『デザイン』とは設計のことであり、形態や意匠に限らず、目的を持った人間の行為をより良いかたちで適えるための「計画」を意味します。
  
良い『デザイン』を手段として用い、関わる人々の幸せを追求することが、私が考える建築家の仕事の本質です。
 

※イメージ出典・・・公益財団法人日本デザイン振興会HPより