合同会社ルフト一級建築士事務所 代表，大阪・関西万博BIMマネージャーの狩野 新さんがゲスト出演してくださいました．

BIMとはビルディング・インフォメーション・モデリングの略で，これまでの建築設計の実務プロセスと異なるところ，また変わらないところをわかりやすく話してくださいました．

実際に万博のクウェート国館やウズベキスタンパビリオンの実施設計を担当された方のお話は説得力があり，とても興味深かったです．

またデジタル技術が進化する時代に，人間はどのように仕事をすればよいのかという問いには，BIMを活用するからこそ，エスキース（素案の検討）は紙と鉛筆でおこなうそうです．

CADからBIMにソフトが移行して，かえって紙と鉛筆を使うことが増えたというお話が大変印象的でした．

また放送外でしたが、BIMは例えばよく切れる包丁のようなもので，使い方と目的をしっかり理解して上手に使えばおいしい料理ができるけど，使い方を間違うとケガをするということも教えていただき，なるほどと思いました．

狩野さんお忙しいなか泉大津まで訪ねてくださり，貴重なお話をいただき本当にありがとうございました！

『日々是建築』は，毎月第2・4水曜の18:00〜18:55，FMいずみおおつ(85.5MHz)スタジオから生放送でお届け．⁡（提供：健康生活KSB）