vol.430 砺波大工図面分析|環創研/北條建築事務所

所長BLOG

2025.08.19vol.430 砺波大工図面分析

8/19 Tue,半日かけて古い大工図面の分析をおこなった.

先日砺波平野のとある元工務店の倉庫から大量に出てきた貴重な資料.

散居村集落の戦前戦後の民家の系譜をより精緻に解明する研究のため,処分される寸前でお譲りいただきBRZに載せて帰ってきた.

昭和の一桁台から平成の一桁台まで,約60年間ほどの資料を比較すると時代ごとのパターンが見えてくる.

さらに有難いことにほぼすべての家屋資料に木取り図が付属していて,使用した材木の樹種・寸法・数量がわかる.

地域を支えた少なくとも2代に渡る大工の仕事をこれだけ網羅的に眺められる機会はそうはない.

ARCHIVE