所長BLOG vol.34 和泊町歴史民俗資料館|環創研/北條建築事務所

所長BLOG

2021年07月11日所長BLOG vol.34 和泊町歴史民俗資料館

昨日に引き続き、今日も和泊町歴史民俗資料館へ。
えらぶ郷土研究会会長でここの館長でもある、先田先生に会うために。
 
後蘭孫八城本丸が巨大な窪地になっている理由や、今帰仁村歴史文化センターで見たパネル展示では北山王国支配圏の北端は奄美大島と書かれているがそれは交易圏であり、実質支配圏は沖永良部島が北端であるなど、私が気になっていたことをいろいろ教えてくださいました。
 
 
今まで見てきた奄美大島、加計呂麻島、徳之島と全く異なり、沖永良部島は城郭跡や墳墓が琉球式(曲輪形状や石積みの加工を細かく見ると北山王国の特徴がかなり濃い印象)の物が数多く見られたので、感じていたことがすっと納得できました。
 
言語も徳之島以北は奄美方言であるが、沖永良部島以南は沖縄北部と同じ国頭方言とのこと。
泉州人の私には話していてちょっと区別がつかなかったですが。
 
 
歴史家としてやるべきことは、後に多くの俗説を生まないためにまさにその時に徹底的に調べきること、というお言葉がとても印象に残りました。
 
先田先生、お時間たくさん割いてくださり、また貴重な資料もコピーさせてくださりありがとうございました。
 
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